ニンテンドー64にイジェクターが無い理由

任天堂が販売していたゲーム機「ニンテンドー64」にはイジェクターと呼ばれる、カセットを抜くためのスイッチが無い。ファミコンとスーパーファミコンには採用されているが、ニンテンドー64には無いのである。これは説明書も含め、ニンテンドー64に関する書籍には情報が含まれていない(管見のかぎり)。
そこで、わたしは任天堂の問い合わせ窓口まで尋ねたことがある。そこで得られた回答は以下のようになる(原文のまま)。

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ゲーム機本体の機構は、その必要性やデザイン、コストなどさまざまな要素を考慮して決定いたします。

最終的に、ニンテンドー64では、イジェクトスイッチを採用いたしませんでしたが、さまざまな要素を勘案して決定しておりますので、具体的な理由はお答えいたしかねます。

ご期待に添えず申し訳ございませんが、何卒よろしくお願い申しあげます。
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理由は教えられないという。イジェクターそのものはシンプルな装置で、とくに難しい技術が必要とは思えない。本体の流線の効いたデザイン、基板の位置、イジェクターの配置のデザインがうまくマッチングしなかったかもしれないし、生産上の問題もあったのかもしれない。さてどうなのだろう?ニンテンドー64が何周年かを迎えたときには明らかにしてもらいたい。

2013年 2月 04日(月) 20時37分38秒
癸巳の年 如月 四日 辛丑の日
戌の刻 四つ

100回目を迎えて

にっぽんmuseumより配信している、「アートシンクタンク通信」の隔週連載「ホログラフィー・アーキテクチャー」が連載100回目を迎えました。ここまでできたのは、編集を担当してくださっている、天内大樹さんのおかげだと感謝しています。彼との付き合いは、わたしが東大で大乗寺について発表した2007年以来です。この年の11月1日にこの連載のお話をいただきました。そのときはとてもうれしかったですね。
なので、もう5年のことになるのか。そのあいだに、天内さんは素敵な奥様を得られ、博士論文を提出され、いまは東京理科大の坂牛卓先生のところでご活躍されているわけです。わたしは果たして彼のように活躍できているかどうか・・・。頑張ります。

せっかくなので、この連載がどのようにして成り立っているのか、簡単にご紹介します。 Continue Reading →

パロディ化されるゲーム

どんなゲームなのか知るにはデモとプレイ動画をみるのが一番良いと思っているけれども、そのなかでたまたま見かけるものがあって、スーパーファミコンで大人気だった「ファイナルファンタジー5」(1992、スクウェア)。これはわたしも発売されてすぐ友達とすぐ買いに行き、夢中でやりこんでクリアしたものだった。 Continue Reading →

Road to Enlightenment: Kickstarter Alert | nohighscores.com

 

これをやって世界史の勉強をしたいというのは、だめかな?