画像:中村一美展にて(ギャラリーαM)
国会図書館では複写禁止の資料があり、これを「自写室」を利用するかたちで撮影をしました。利用方法についてほとんど情報がないので記します。だいたいの手続きは以下のとおり。
1、国会図書館にて、資料を請求して出庫してもらう。
2、資料を受け取り、
4、それを持って、新館1階の自写受付を訪問する
5、自写許可書、資料の取置票を受け取る。また当日の入館方法について説明を受ける。
ここまでが前準備です。撮影日当日は・・・。
6、国会図書館に入館するときの「利用者入口」ではなく、西口の通用門に行く。警備員に自写許可書を見せると入館が許可されるバッジを渡される。なぜこのやり方かというと、撮影機材を持ち込む必要があるからだろう(普通に入館するとカメラなど機材の持参が不可なので)。
7、そのまま指定されたルートに進み、自写受付を訪問する。「自写許可書」を見せると、利用者カードとバッジを要求されるので預ける。自写室を開けてもらう。
8、図書課別室で「取置票」をみせると予約していた本が出てくるのでこれを自写室へ持ち込んで撮影をすすめる。
9、終了したら資料を別室まで返却し、機材を撤収する。
以上が手続きです。複数の手続きを経るので、時間の余裕を持って進めないといけない。撮影したものを論文などに掲載する場合は許可を受ける必要がある。具体的には、復刻、出版物への掲載、展示、放映、
自写室のなかはテーブル、椅子、コンセント、大きめの撮影ボックス(真っ黒な箱のようなもの)があるだけでその他の機材は一切なかった。とくに接写台(撮影台)がなく、カメラを固定できない。わたしは三脚、卦算、カメラなどを用意して撮影しました。室内には窓、冷・暖房などはなかった。暑い季節は大変だと思うので、夏以外がいいのではないでしょうか。