日本特殊教育学会 第53回大会(東北大学)に参加しました。
この大会は、口頭発表、ポスター発表、自主シンポジウム、その他(学会が企画するものなど)があります。口頭発表は自分で視覚障害、聴覚障害、障害一般などセッションを選んで発表の申込をすることができます。その際、A4 1枚の発表論文を提出しなければなりません(今年は5月頃)。わたしは今回、視覚障害のセッションに応募し、口頭発表をしました。発表時間は12分で3分の質疑応答があります。プレゼンテーションするためのパソコンは自由に持ち込めますが、プロジェクターと繋ぐためのコネクターの準備が必要です。
最初はポスター発表にするかどうか迷いましたが、会場には視覚障害教育の研究に携わってこられた当事者・先生方が集まっている印象を受けたので、口頭発表で良かったと思います。
ちなみにポスター発表は見る側が自由に時間配分することができるのがメリットということもあり、多くの人がいらしており、混雑しているという印象がありました。
わたしの発表は以下でした(PDF)。
木下知威「『楽善会慈恵方法』の形成過程 —「楽善会規則」6章の改正に着目して」日本特殊教育学会、第53回大会、東北大学
内容としては、東京で本格的な盲教育をはじめた楽善会は、『楽善会慈恵方法』というパンフレットを刊行しています。これは全国で12冊あり、これらを比較すると7分類することができ、さらに会友名が8名から15名に変化する時期があります。それはいつなのか、ということを他史料の組み合わせから論証するものです。
いろんな先生にお会いできたのが嬉しかったですね。
ご意見をいただけると幸いです。