2022年1月22日。今日はよく喉が渇いた。昼ごはんのハンバーグが濃かったからだと思う。午後、国際日本文化研究センターが主催する総括シンポジウム「日本大衆文化研究の最前線—新しい日本像の創出にむけて―」のうち、『大衆文化研究叢書』書評パネルに参加した。5冊刊行されている叢書の1冊に1章を担当している。書評の松村薫子先生から自分の論文についてコメントをいただいた。それは、いざりくるまへの蔑視は視線の高低もあったのではないかというものだった。蔑視における姿勢・視線の問題について整理することの必要性を思った。また、この叢書がなぜ作られたのか、その構想を同叢書の各巻を担当された先生方のプレゼンテーションを通じて共有できたのがわたしにとって一番得られたことだ。これからの研究の発展において、自分の専門性から貢献できることがあればと思う。それと登壇された方々の話を伺っていると、大衆文化というのは、小松和彦先生が指摘されたようにその時代に生まれた人々にとって目にできるものから始まるだろう。しかしながら、伊藤慎吾先生が大衆というのは近代都市の中間層であって、地方に関する言及が少ないという指摘を考えると、大衆文化というのは現代のように国の端から端まですっと行き渡るものではなくて、凹凸を形成しながらもそれらが繋がっていって文化が構築されていくという大きな枠組を自分のなかで持つことができたように思う。
身体障害者が出てくる映画で知らなかったものがいろいろと溜まってきたので、DVDをレンタルした。山のようにあってなかなか整理しきれないけれど、これについてもまとめてみたい。
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