20220127

1月27日。昨日と同じく、学期末に向けた事務作業が中心の1日で、研究関係のことは残念ながら書けることがない。ただ、古いノートを見なければならず、そこにはまだ訪問していない文書館の名前と調査したい史料の名前が書いてあった。ああ、これまだ見に行っていないんだよなあという軽いため息。思い切って東北、関東、北信越というふうに地域ごとにプランを立てて旅しないと達成できなさそうだ。できるとしても、目の前の目標があるので当分先のことだろう。それと、昨日の日記に書いた、あの小さな窓はまだ光があって、部屋が少しずつ整理されているのがわかる。そのうち不在の部屋になる。
最近の朝食では、食パンにチーズをのせて、オーブンで焼いたあとにハチミツをのせて食べている。そのハチミツがときどき結晶化するのが楽しみな季節でもあった。シャリシャリとした味わいが好みだからだが、以前あえて結晶化することができないかと思い、冷蔵庫に入れたりもしてみたがまったく効果がなかった。どうやら、ハチミツの種類によって結晶化しやすいものとしにくいものがあるようだ。養蜂をされている方のブログには以下のように書いてあった。

花蜜由来から考察すると、ブドウ糖と果糖の比率により結晶化するスピードに変化がある。果糖比率が高い方が結晶しにくくなります。あくまでも一般的には、草花の花蜜の方が木の花の蜜より結晶しやすい傾向があります。日本で代表的な結晶しにくいはちみつと言えば、アカシア蜜です。その一方最も結晶しやすい蜜と言えば、菜の花蜜です。

一方、ビンに詰まったはちみつは、お客様に届くまでに揺れ、気温の変化を受けているので結晶化してしまうのです。

結晶化には動きと気温の変化が重要らしく、13〜14度がもっとも結晶化しやすい温度とのこと。こちらの知恵袋にはわたしと同じ質問をした人がいた。これらを読んでいて思い出したのは、4年ぐらい前に山本浩司さんと纓田宗紀さんと歴史家ワークショップで企画した「迷える子羊たちのために 論文執筆の処方箋」のことだ。これは、論文をうまく書けない時にどうしていたかということがテーマなのだが、登壇した青谷秀紀さんが生活の中でのリフレッシュとして散歩することを挙げていたと記憶している。散歩というのはまず、家から出て歩くことである。それは動くことであって、かつ気温の変化を身体で受けることだ。机のうえで史料を読んでいて難渋していることから一旦離れることによって、糸口を再発見できることを思い出した。もうお気づきだと思うが、ハチミツの結晶化という、何かが析出してある形を形成するプロセスで、動きと気温の変化が関わっているということとわたしたち研究者が論文を編み出すそれは似るように思ったからだった。自分の経験からいっても、家の中だけでまったく動かないで論文を書くことはできない。


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