2月13日。連休の最終日なので出かけようとも思ったが、寒いし、〆切の近い仕事も溜まっているので家の机で作業をする。このときに手元にA4の反古紙がないと作業がうまく捗らない。この反古紙というのはミスコピーの紙だったり、もう使わないプリントの裏側、どこかからのDMの裏などである。紙質も違う。これらを束にしたものをキーボードの前においていて、何かあれば鉛筆でメモをする。用済みになったらその部分を塗りつぶしたり、紙を破ったりして捨てる。この行為をしていて気づくのは記憶は内側だけにとどまっているものではなくて、外側からやってくるものと合わさってはじめて記憶になるということだ。もう少しいうと、わたしの思考と行為の結果、文字、録音、映像といったフォルムが残る。その外側にあったものが再びこちらに返ってくるとき(メモを見る、映像を観るなど)にわたしの身体と凹凸の関係になるように思う。
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