20220317

Posted on 2022/03/17

3月17日。シュワー・シュワー・アワーズの報告書やら書類一式を整えて提出する。終わりがみえてきた。また、横須賀美術館から教育普及事業の年報をいくつかいただいたのを拝見した。長年こうした取り組みを継続されている姿勢がすばらしい。「絵の具の海でおよごう」という、美術館前の広場に15m正方形の布を開いて色絵の具の入った水風船を投げつけたり絵を描いたりするイベント。爽快な気分になれそうだ。

昨晩、大きな地震があった。一度はすぐ収まったが二度目が大きかった。ぐらぐらと揺れる照明。船に揺られているような感覚があった。わたしたちは陸地にいるにもかかわらず、流動的なもののうえに立っているようだった。この感覚は初めて。だいぶ前に大分から四国まで夜行のフェリーで渡ったときにぐらぐら揺れてなかなか寝られなかったことを思い出す。長塚節の『土』を読むと、ひんやりして不動の大地があるものだと思っていたが、そうした大地という概念すら揺らいでいた。

米が届く日。時間も指定してあるのだが、問題は玄関のインターフォン音が聞こえないことにある。ろう者向けの福祉機器でインターフォン音に反応して光る機能のある機械をもらっていて、それを頼りにしているのだが、それに加えてiPhoneのサウンド認識機能を利用している。インターフォン音に反応して表示が出るので常にiPhoneを置くことになる。電子工学的には、音に反応し、それを他の感知可能な方法に変換するということになる。これらの機器が耳で聞くという機能がないこの身体の身代わりとして働くものとなっている。この身代わりあるいはDummyというものは身体障害と深い関連があるように思う。

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