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絵画の向こう側に
2013-2-9(Samedi)
東京国立博物館の国宝室、
雪舟「秋冬山水図」
の前にきたところ、誰もいなかった。静かにひとり、雪舟と向き合う。
禿筆・・・すりきれた筆を使った表現があって、目の前にそびえる岩による構成、奥行きとの強烈な対比、雪(白)をよく残した樹木や蒸発した空気の感覚。
そういう雪舟の画法に対する知識も大切だけれども、何よりもこの存在を目の前にしたときに、国宝室という空間のなかにあるこの掛軸の先にはたしかに、雪舟が理想としたか、あるいは想像した秋と冬の風景が窓から除き見えるようなそんな感情に何よりもわたし自身、驚いたのがこの掛軸に対して抱いた最初の感情であった。
その感情はいまも変わることなく、掛軸の中廻と一文字が彩る黄土色がなんというか、雪舟の画とわたしたちの世界をなんとかつなぎとめようとしているかのように思えることもある。
個人的な感情だが、わたしにとって絵画というのは、わたしを向こうの世界に誘ってくれるものなのだろう。
2013年 2月 09日(土) 23時34分25秒
癸巳の年 如月 九日 丙午の日
子の刻 二つ
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崩れる鏡
2013-1-21(Lundi)
2013年1月、北九州市若松区の上野海運ビルの鏡の前で。
このビルは大正2年にできたので、今年で100年目ということになる。
(そういえば、去年で明治が終わって100年が過ぎたのだった。)
この鏡が100年目・・・かどうかはわからないが、かなり傷んでしまっていて、わたしの顔が判別できなくなっている。
わたしの身体も日々、こんなふうに崩れさってゆくのだろう。
それでいい。
2013年 1月 21日(月) 23時52分19秒
癸巳の年 睦月 二十一日 丁亥の日
子の刻 二つ
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新年
2013-1-1(Mardi)
新年、あけましておめでとうございます。
今年もどうぞよろしくお願い致します。
皆さんの心に光がいつも灯っていますように。
今年もまっすぐに、素敵な知識、ひとと出会っていけたらと願っています。
2013年 1月 01日(火) 00時23分11秒
癸巳の年 睦月 一日 丁卯の日
子の刻 三つ
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終わらないニンファ
2012-12-25(Mardi)
'Mystic Nativity'(1500, Sandro Botticelli)
ずっとまわっていくニンファたち・・・。
とても素敵な一年だった。苦しいこともあったけれど、でもその苦しさもひっくるめて素敵な一年だった。
いうことはない。
来年も変わらず、素敵なことがありますように。
Merry Christmas.
2012年 12月 25日(火) 21時02分51秒
壬辰の年(閏年) 師走 二十五日 庚申の日
亥の刻 一つ
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記憶の底に
2012-11-24(Samedi)
さわひらき《Souvenir study 4》(2012)
新作なのか、カタログには掲載されていない。
どうしてかわからないが、不思議と残る作品だった。
わたしがさわひらきをみるのは初めてではない。2008年に国立新美術館での展覧会で作品をみているはずなのだが、すっかりそのことを忘れているのだった。
記憶の底にあったイメージがつり上げられるかのような、夢をみているかのような感触が強いと思う。
2012年 11月 24日(土) 21時52分15秒
壬辰の年(閏年) 霜月 二十四日 己丑の日
亥の刻 二つ
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