カテゴリー: Journals
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20220116
1月16日。今週の疲れが出たのか8時間も寝てしまう。目覚めてコーヒーを淹れる。普段は豆から挽いているが、ホテル…
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20220115
1月15日。昨日の雪はもう見えなくなっていた。朝、ゆっくりとクロワッサンとコーヒーを飲みながら考える。歴彩館ま…
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20220114
1月14日。外はちり紙を小さくちぎったような雪が降っていた。その軽さに世界から重力が少し失われたかのようだ。ぎ…
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20220113
1月13日。木曜日。2年前のことになる。やらなければならない研究についてテクストを書いていた。お世話になってい…
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20220112
1月12日。部屋で工作をしていて。それはソフトキャリーのタイヤを修理することだった。けっこうすり減っていたので…
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20220111
2021年1月11日。火曜日。この日記は昨日アップするつもりだったが、手元にあるMacbook Airの調子が…
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20220110
1月10日。月曜日の祝日。宅配便が2つ届く。ひとつは玄米、もうひとつが鴻池さんの個展で展示した手紙。玄米から米…
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20220109
1月9日。日曜日。曇と晴が混じるはっきりしない天気、食パンを焼く。焼いたものをさらにオーブンで焼いてカリリとし…
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20220108
1月8日。土曜日。知人に誘われて都現美で「クリスチャン・マークレー トランスレーティング[翻訳する]」をみる。…
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20220107
朝、タブレットで新聞を読みながらコーヒーを飲む時間が、一日のエンジンをかける時間になっている。朝光がびたびたに…
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20220106
特別快速の電車に乗る。停まる駅よりも停車しない駅の方が多く、ただ風景が流れていく。電車のなかで話をしているふた…
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20220105
1月5日。夜はひきつづき『ショア』をみている。まだ第一部。監督のクロード・ランズマンがユダヤ人の連行を目撃した…
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20220104
1月4日。昨日の夜、風呂あがりに『ショア』の続きを見はじめるが30分もしないうちに瞼が重くなる。第一部の途中で…
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20220103
1月3日。浮かれるような気持ちが衰えて、日常がむっくりゆっくり立ち上がってくる時間が漂っている。昨日の夜からク…
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20220102
口絵 深沢七郎『楢山節考』昭和32年、中央公論社 新年の二日目、1月2日はいつも何かがゆっくりと始動しようとす…
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2022年はじまり、はじまり
これまでツイッターでは日報としてひとつのツイートだけで完結させていたけれど、今年からはこちらに戻ろうと思う。理…
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身体を光で切り刻む — 宇佐美圭司の芸術
7月2日、雨の日。東京大学駒場博物館の「宇佐美圭司 よみがえる画家」を訪問する。 わたしは東大の史料編纂所や明…
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ある女性と自由
昨今の黒人や女性の人権、香港における言論の自由といったことについて、思い出したことがある。 日中戦争で戦死した…
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重力をつきぬける — 齋藤陽道『感動、』
齋藤陽道『感動、』(2019)より フョードロフにとって重力とは原罪に似ていて、人類を下方へ、大地へ、横臥状態…
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わたしの2010年代
本棚とルイ・ブライユの胸像写真 2019年の年末。今年は2010年代を総括した一年であるといえる…
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平成の思い出 ー 恋と嘲笑
今日で元号としての平成が終わる。 わたしにとって、ひとつの元号を生きるというのは初めてのことだ。 けれども、昭…
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ブルー・カーペットと六畳間
新年、あけましておめでとうございます。今年もライブラリー・ラビリンスをよろしくお願いします。 年末年始、ち…
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背中の思い出 あるいは、思い出の背中 — 村瀬恭子
村瀬恭子《In The Morning》 (1998、村瀬恭子展にて(ギャラリーαM)) ときお…
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長谷川利行と東京市養育院
長谷川は人生の最後で倒れ、行病人として東京市養育院に入院した。 胃がんだったという。養育院から矢野文夫に手紙を…
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偶発の組成 — 地主麻衣子「欲望の音」
Art Center Ongoing「53丁目のシルバーファクトリー」にて HAGIWARA PROJECTS…
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思い出の触覚 − 椋本真理子「in the park」
国分寺のswitchpointへ。 椋本真理子の作品には、ニュートラル、非場所性、人工、といった言葉を思い浮か…
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蟹を埋める
2018年3月16日。夜に買ったアサリを砂出しをするべく、塩水に浸す。 2018年3月17日。朝、アサリの砂が…
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木を見るときに
“You cannot judge a tree by seeing it from one si…
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瑞々しさの基準
宮城県・多賀城市にて。 何かに対する判断基準として、それが瑞々しいかどうか、というのがある。 ある機関で史料調…
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もぎとった果実のように、声を手渡す — 石牟礼道子
石牟礼道子『苦海浄土』『神々の村』『天の魚』を読了する。言わずと知れた、水俣を描いた三部作。 樹木から果実を取…
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かろやかな人
危口さん。久しぶり。 昨日、京都の家に帰宅したあとに危口さんが亡くなったことを知った。今日がお通夜で明日は…
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2016年
夢殿観音(明治時代・小川一眞撮影) 年末年始、帰省までの切符を受け取った瞬間、2016年の瀬を感じることになっ…
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京都府立総合資料館と京都盲唖院
京都府立総合資料館の投書箱。 ときどきおもしろい投書がある。 一番笑えたのは「熊のプーさんは爬虫類ですか?」と…
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歪んだ柱
広島。長崎。わたしは今年、原爆が落ちた街を訪れた。 いろいろと思うことはあるが、長崎の興福寺というお寺を訪れた…
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盲人と自分を見つめる
momatの常設展に中村彝が描いたエロシェンコの肖像画がある。常設ではスタメン、登場する確率が高い絵画である(…
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刻まれる写真 — 東松照明の長崎
ちょうど、わたしは長崎で史料調査をしていた。わたしは全国の盲人・聾者の社会とコミュニティを盲唖学校を通じて研究…
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道後温泉にて
長崎、宇和島、松山と調査が続いていたので、息抜きをしたく、道後温泉本館に。松山では有名な観光地でまあベタなとこ…
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ニカッと笑う小西信八
小西信八が笑っている写真は珍しい。盲唖学校での集合写真ではこのような表情は見せない。嬉しいことがあったのだろう…
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犀星の初版本グラフ
資料を整理していた時に出てきたもの。金沢にある室生犀星記念館でもらったのだと思う。本の装丁と出版年をグラフにし…
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断章 ー 出窓の先に
新居に越してもうすぐ一年になろうとしている。出窓からの風景を見ながらコーヒーを飲んだり、朝食をとるのが楽しいの…
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部屋と欅
用事があり、旧居に行かなければならなかった。 わたしがかつて住んでいた居室の様子をみると、窓のある部屋に切り倒…
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窓の脇で
先生。まだ先生の背中は遠いよ。
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新宿三丁目の天丼屋にて
夜の8時過ぎ、新宿三丁目の天丼屋にて。客は誰もいない。おじいさんが一人で切り盛りしているようだ。仕込みをしてい…
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繋がらない男女 — 齋藤陽道×百瀬文
2014年9月13日、ギャラリーハシモトで齋藤×百瀬のイベントにて。何を行うのかは事前に告知されず、それゆえに…
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真実ほどまやかしのものがあるかしら? ― 武田陽介「Stay Gold」
武田陽介「Stay Gold」へ。 そもそもといえば、わたしがFacebookで武田陽介さんを武田雄介さんと勘…
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光と資料が混じるとき
思い出すこと。 図書館で資料として明治の新聞を読んでいたら、不意に光が入ってきた。そのとき、新聞に夕陽がかかる…
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口のなかにきらめく光
からりとした天気の土曜日なのに、朝から明治の史料を読み、図書館に出かけて史料を複写して、ノートを取って・・・「…
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あの作曲家について
佐村河内。名前を書くだけでも抵抗がある。 いまのテーマに「耳が聞こえない、いや、聞こえる」という議論があるけど…
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我レ有リと思フ心残捨ニ唯身をハ命の有ルに任せて
keyword:静嘉堂文庫
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一瞬のグラデーション
keyword:グラデーション/樹/街路/信号/秋
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大内青巒が理想とする死に方
keyword:大内青巒/原坦山/ジェリコー 2013年 6月 08日(土) 22時45分56秒 癸巳の年 水…
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小鉢の破片
久しぶりの休日。部屋を整理し、夏に向けて大掃除をしていたら、なにか硬いものが落ちていた。手にすると、床に落とし…
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保護中: 関東聾史研究会3月定例会
この投稿はパスワードで保護されているため抜粋文はありません。
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わたしは女性を探している — 川村麻純展
昨日、資生堂ギャラリーで開催された川村麻純さんの個展へ。 わたしは川村さんの展示を二度訪問したことがある。最初…
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感想(2) ― 百瀬文《聞こえない木下さんに聞いたいくつかのこと》
東京五美術大学連合卒業・修了制作展に出品されていた百瀬文《聞こえない木下さんに聞いたいくつかのこと》の上映が終…
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大乗寺の儚さ
愛知県立美術館にて「円山応挙展―江戸時代絵画 真の実力者―」が始まりました(2013年3月1日―4月14日)。
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明治の新聞記者・金子静枝
「京都新聞」2013年2月22日付、明治の京都で活躍した新聞記者・作家の金子静枝について寄稿しました。もとはと…
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新聞の挿絵にみる、明治の金閣
明治の『京都日報』にあった連載小説より、金閣での捕り物の挿絵があった。 これは金閣をバックにしていて、主人公が…
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ニンテンドー64にイジェクターが無い理由
任天堂が販売していたゲーム機「ニンテンドー64」にはイジェクターと呼ばれる、カセットを抜くためのスイッチが無い…
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不確かな色 ― 「THE CRIMSON SUN」田口和奈 岩永忠すけ
keyword:シュウゴアーツ/THE CRIMSON SUN/田口和奈/岩永忠すけ